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l ハイマー ピュックL r

ドイツハイマー社のキャンピングトレーラー、ピュックLを紹介します。トラベル・トレーラーと呼ばれています。普通乗用車で牽引でき、免許も普通免許でOKです。

puck

新富士オートキャンプ場にて

全長 446cm
全幅 183cm
全高 205cm
車両重量600kg

Puckの内部を写真でご紹介します。

「こんな車で良く引っ張っているな〜」と驚かれる方もいらっしゃると思います。しかし、思っているほど大変ではなく、高速道路では登坂車線のあるような坂道も含めて80Kmをキープできます。また、一般道でも国道クラスであればたいていの峠道で40kmをキープできます。また、舗装道路であれば上れない坂道も今のところ経験していません。

自重3t以上ある自走式キャンピングカーのエンジンはほとんどが100PS前後ですので、前後あわせても1.5t強なので、エンジンの馬力はほとんど問題になりません。

ただ、ヘッドの重量が軽いので、路面が滑りやすい坂道を上るときに駆動輪がスリップしてしまい、上れない場面に何度か遭遇しました。特にダートや濡れた川砂利の坂道には要注意です。(ただし、牽引していなくてもラフなアクセル操作ではスリップしてしまうような場所です)

高速道路では、やはりヘッドの重量のなさのせいで、すごいスピードのトラックに追い越されるときには、かなり振られてしまいます。

また、わだちもつらいく、東北自動車道では車線変更する気になれません。

購入記

96年12月

大原オートキャンプ場に年越しキャンプに行った時のことです。いろんなキャンピングカーが来ていて、いや〜いいなぁなんて眺めていたのですが、そんな中、ボルボに引かれたキャンピングトレーラーが入ってきました。

最初は、「へ〜」なんてなんの気なしに見ていたのですがフト気がつくキャンプ場の奥のサイトにこっち向きに止まっているんですね。「あれ、どうやって入れたんだ?・・・」で、がぜん興味が出てきました。


97年1月

欲しくなったっら止まらない性格なので、すぐに調べまくりました。ところが!! わが家の車はスプリンターワゴンなのですが、どこに聞いてもこの車じゃ無理だと言われました。あるキャンピングカーディーラーでは、「高速で60キロ以上は出ないですね」なんて言われました。

う〜ん困った・・・しかし、良く考えてみると、初期型のパジェロなんかでひっぱている人もいるし・・・(あれ昔乗ってたんですがメチャメチャ力無い(^_^;)

で、今度は、昔からキャンピングカーでキャンプやってる方たちに聞いたんですね。そしたら、「おれ、以前はダットサンの1300で引いてたよ」とか、「セリカの1600で引いてた」なんて方が、大勢いるんですね。

ま、ディーラーでは、「大丈夫ですよ」とは言いがたいでしょうが、あんまりいいかげんなことを言わず、わからないことはわからないと答えて欲しかったです。

クロカン4WDとかでトレーラーを牽引されている方は小型車での牽引の経験のない方が多いようです。そして、想像でアドバイスされます。ずいぶん混乱させられました。

また、そういった方は、私の実体験の話をしても、決してその誤りを認めようとはしません。なぜでしょうね。ベテランとしてのプライドが許さないのでしょうか?実に不思議です。


97年2月

「よっしゃ、行けるとこまで行ってみよう。駄目だったら車買いかえれば良いや」って決心して、購入に踏み切ることにしました。

97年3月

納車時に、最大の不安だったバックを試してみたのですが、いとも簡単に車庫入れに成功、要はトレーラの動きを良く見てゆっくり下がればいいだけのようです。ほっと、一安心しました。


その後

納車後6ヶ月で4000キロほど走りました。このほとんどが高速道路ですが、中央道、関越道、上信越道などのアップダウンのきつい場所ばかりでしたが、どんなにきついのぼりでも、80キロキープは何ら問題ありませんでした。ただ、一旦速度が落ちると最加速するにはアクセルを床まで踏まないと駄目でした。一番きつかったのは軽井沢から北軽に抜ける道でしたが、ここでも、40キロキープは何ら問題ありませんでした。

真夏の上り坂でも、水温計はぴくりとも動きませんでしたのでオーバーヒートの心配はないようです。

一番心配していた。オートマですが、今のところまったく問題無く動作していますが、オートマの場合は、構造上、予兆なしに壊れることが多いので、結論を出すのは早すぎる気がしています。前述の諸先輩方も、「クラッチはすぐにいかれた」とおっしゃてましたので、時々オイルをチェックして、妙な汚れや、金属紛などが混ざっていないかチェックするようにしています。

考えてみたら、100馬力ちょっとで自重が2トン近くあるワンボックスが、平気で引っ張てますから、馬力の心配するほうがおかしいですよね。しかも、うちのはワゴンとは名ばかりでライトバンですから、もともと500キロくらいの荷物が積めるように出来てるんですね。


気がついたこと

購入するときにはしかりしたサービスのあるところで買いましょう!!

私が購入したところは、キャンピングカー雑誌に派手に広告を出してたし、雑誌の記事にもなっていたので、結構しっかりしたところなんだろうな思い購入しました。

ところが、そこは、ディーラーといっても商社のようなもので、販売はするがサービスはからっきしといったところでした。トレーラーのような変わった車の場合は、なかなか面倒見てくれる修理屋さんはありませんので、買ったところがサービスが出来ないところだと致命的です。くれぐれも、サービス工場を見てから買いましょう。


ここまでのトラブル

充電装置

充電器 ACからの充電システムの充電器が、急速充電モードになっており、しかも、過充電防止装置のスイッチがオフになっていたため、バッテリー液が空になってしまった!?このおかげで、車内にはすごい匂いが染み付いてしまい3ヶ月ぐらい気持ち悪い思いをしました。購入後1年以上経った今でも閉め切っておくと匂いがします。

購入先にクレームをつけたところ「ご自分でスイッチを切ってください」との回答、ところが、この充電器はクローゼットの下に設置されており、モクネジで固定されたクローゼットの底板をはずさないと操作できないようになっていました。改造費12万円も取って、しかも、使用している充電器は市価で1、2万円程度のもの、「いいかげんにしろ!」といいたくなりました。

サイドオーニング

突然強風が吹いてきてサイドオーニングが倒れてしまいました。きちんとペグを打っていた為、足が変な形に曲がり、根元のプラスチックが割れてしまいました。

すぐに、購入先に相談に行きましたが、工場長は一目見ると、「こりゃ交換するしかないな」との返事・・・

う〜ん、どうも信じられず、近所のキャンピングカー用品屋さんに相談に行くと、部品で取れるとのこと、さっそく注文、自分で修理すると、いとも簡単に直ってしまった・・・



木屋さんちへ
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